<太宰府天満宮>
太宰府天満宮は、天神様(菅原道真公)をお祀りしている神社です。学問の神様として有名ですが、至誠、厄除けの神様でもあるそうです。菅原道真公は平安時代、その才能と忠誠心で、藤原氏が権勢を誇る朝廷で右大臣にまで上りつめましたが、多くの貴族の反感を買い、讒言によって太宰府に左遷されたと言われています。道真公が左遷先で亡くなった後、藤原家をはじめ権力者の不幸が続いたり、朝廷の重要な殿舎である清涼殿に落雷があったり、時の帝が崩御したりということが起こりました。これらすべてが無念の死を遂げた道真公の祟りによるものだとされ、京都の北野に祀られることになりました。太宰府天満宮の前身は安楽寺天満宮という天台宗のお寺ですが、これは北野天満宮に先立って道真公の墓所の上に社殿が造られたことにはじまります。
太宰府天満宮に行ってきました!
太宰府天満宮は学問の神様をお祀りしているだけあって、受験生やその家族のお参りが多いです。私も生徒たちの健闘を祈り、絵馬を奉納してきました。このレポートを書いているのは受験シーズン後なのですが、志望校に合格できた生徒もできなかった生徒もいますがみんな全力は出し切れたと言ってくれました!
太宰府天満宮の名物は梅にまつわるものが多いです。道真公が京から太宰府へ旅立つことになった際、庭の梅の木に対して「東風(こち)ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と歌ったことに由来しています。御神木は「飛梅」と呼ばれる梅の木で、これは道真公をお慕いするあまり京から一夜で飛んできたという伝説のある木です。また、御神酒は梅酒を使用しているのだそうです。私は飲んだことがないのですが、社殿でご祈祷していただいたりすると飲めるようです。また、太宰府天満宮表参道には名物「梅ヶ枝餅」を売っているお店が立ち並んでいます。梅味なのかな?と思っていましたがそんなことはなく、あんこ入りの焼餅です。お店によって、つぶあんとこしあんがありますが、私としてはつぶあんがおすすめです!
■住所:福岡県太宰府市宰府4-7-1
■Tel:092-922-8225
■開門時間:春分の日〜秋分の日の前日→6:00、それ以外の日→6:30
■閉門時間:4・5・9〜11月→19:00、6〜8月→19:30、1〜3・12月→18:30
https://www.dazaifutenmangu.or.jp/
<坂本八幡宮>
元号「令和」縁の地とされる神社。大伴旅人の邸宅跡の候補地の一つとされています。「令和」の典拠は『万葉集』で、梅花を題材に読まれた32首の歌の序文ですが、この歌が読まれたのが大伴旅人の邸宅で催された「梅花の宴」、というわけです。この宴会は奈良時代の730年に開かれたと言われており、つまり大宰府は、菅原道真公以前から梅に縁が深いということになりますね。
坂本八幡宮に行ってきました!
令和元年の8月に行きました。めちゃくちゃ人多いのでは・・・と危惧していたのですが、平日だったこともあり、閑散としていました。なんと、御朱印所も営業しておらず、授かれませんでした・・・。後で調べたところ、月・水曜日は氏子会の活動休止日だそうです。残念でしたが、話題になったからと言って乗っかりすぎないところはかえって好感が持てました。
(訪問&レポーター:J.T)
■住所:福岡県太宰府市坂本3-14-23
■Tel:092-928-3100
https://www.city.dazaifu.lg.jp/site/kanko/11375.html